エアロパーツを使ったカスタムのメリットとデメリット
車の愛好家の中には、購入後に自分なりに手を加えて楽しむ人も多くいます。
数あるカスタムの中でも定番の人気を誇るのがエアロパーツです。
エアロパーツとは、文字通り空気力学を利用して性能を変える部品のことを言います。エアロパーツを装着することで期待できる効果は、大きく分けてレーシングとドレスアップの2つです。
レーシング目的でカスタムする場合には、パーツの組み合わせ次第で操作性の向上が期待できます。
ワイドフェンダー、GTウィングなどのエアロパーツを取り付ければ、空力を自由にコントロールすることが可能です。車体リフトの低減によって走行時の安定性がアップするので、慣れていない人でも安心して運転できるようになります。
ドレスアップ目的によるカスタムで期待できるのはデザイン性の向上です。フロントエアロバンパーなど専用のパーツを取り付けることで、大量生産されている人気モデルもオリジナルカスタムカーに変身できます。
カスタムはメリットも多い反面、デメリットになりやすい点もいくつかあって、エアロで気を付けなくてはいけないのがメンテナンスの手間です。
パーツをたくさん取り付ければ、その分だけ掃除をする手間も増えることになります。デザイン性を重視したパーツ、出っ張りなど独特なフォルムをしているので細かい部分の汚れを落としにくいのが実情です。
ゴミや埃は走行時の性能に影響するのでこまめに掃除しなくてはいけません。
メンテナンスに時間をかけたくない人にはデメリットになります。
カスタムカーは買取に出す時に査定額に影響しやすいので注意が必要です。
人気ブランドの純正品など、市場での価値が高いものや購入時にメーカーがオプションで取り付けた場合は査定がプラスになりやすいと言われています。
逆に好みが分かれる奇抜なデザインやマイナーなブランドのパーツはマイナスになりがちです。エアロのカスタムをする時は手放す時のことも考えてパーツを選ばなくてはいけません。